ハイジおばさんの隠れスポット:その1
スイスとフランスの国境線上に立つホテル・フランコ・スイス
![](img/hotel_franco_map3.jpg)
レストランの入り口はスイスで、中を通り抜けてホテルのフロントに進むともうそこはフランス領。
部屋番号6号と9号室は、ベッドの頭の部分がフランス、足がスイス。2階への階段の9段目まではフランス、そこから上はスイスとなり、レストランの中央部 の小さなテーブルに恋人と差し向かいで座ったとすると、彼はフランス領、彼女はスイス領、またはその逆という具合となる。
![]() フランス側の入り口 |
![]() Tの縦線が国境線 |
![]() スイス側の入り口 |
場所は、ジュネーブから40キロ北にあるラ・キュール(La Cure)。時計の産業のメッカ、ジュラ山中のジューの谷のはずれの寒村。 しかしレマン湖畔のニヨンから、郊外電車が45分でここまで登ってきていて、冬は都会人の身近なスキーのメッカでもある。
![礎石](img/hotel_franco4.jpg)
現在ホテルの外壁のHOTELの文字のTの縦線が国境線で、庭の樅の木の並木の延長線上に、フランスとスイスの税関があり、 ホテルの反対側には、フランスとヴォー州を分ける礎石がある。(写真左)
ベルンあたりからジュネーブ空港に向かう場合、レマン湖畔より、少し北の道を取って、ジュラ山脈の麓をかすめ、 ジューの谷で時計博物館などを見学してから、フランス国境をひたすら西へ走るとラ・キュールへ達する。 国境をまたいだこのホテルを訪ねたあと、ジュネーブ方面に向かうユニークな体験が可能。
ホテル・フランコ・スイスは、フランス語名はホテル・アルベー(Hotel Arbez)。全8室。 HPは、www.arbezie-hotel.com/